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株式相場の現状

 日経平均株価は、2007年7月に18297円の高値をつけてから下落に転じ、2008年1月18日現在の引値価格13861円まで約半年間に25パーセント近い大幅安になりました。
これはもはや株価上昇過程での調整安の範囲を大きく越えており、2003年から始まった4年半にわたる上昇相場がついに終了したと考えるべきでしょう。

これまでの上昇相場は、日本の経済構造改革の進展などの好影響もありましたが、基本的にはアメリカの長期にわたる好景気と中国、アジア諸国の経済発展の恩恵を受けたものといえましょう。
中国、アジア諸国の経済発展は、アメリカへの輸出に大きく依存しているので、結局は日本のここ数年間の上昇相場はほとんどがアメリカの長期にわたる好景気に牽引されてきたと考えられます。

そのアメリカの景気は、ここにきて先行き鈍化から下落に向かう見通しとなりました。それを反映して、最近はアメリカ・ニューヨーク株式相場も下落を続けています。
しかし、ニューヨーク株式相場は、チャート的に下落に向かうのがほぼ明瞭になっているにもかかわらず、下落し始めてから4ヶ月で下落幅は約15パーセントに留まっています。ニューヨーク株がこれまで10年も上昇してきたのを考慮すれば、今後もっと大幅に下落する恐れが十分あると思われます。

北京オリンピックが開催される今年、中国株にも大きな転機がくると予想する市場関係者もかなりいます。今年は、日経平均株価の動向については慎重に判断するのがよいでしょう。

暴落後の株式相場

 日経平均株価相場の基調が転換するほどの大幅安の後は、当然のことながら下落相場が長く続くことが多くなり、相場の大幅な反発は期待できません。従って、そのような時期の日経平均株価投資は、「戻りがあれば売り」というスタンスで行うのが基本となります。

この時期に買いで利益をあげるのは基本的に難しいのですが、日経平均株価が大きく下落した場合、日経平均株価が長期にわたって下落した場合には、その反動で急激な戻り相場になることがあります。
そのような日経平均株価の反発相場をねらって、短期で買い出動をするという方法も可能です。具体的には、次のいずれかの方法をとることになります。
  1. 日経平均株価が大きく下落した最安値をねらって買いを行う。

  2. 日経平均株価が最安値からある程度戻った時点で買いを行う。
上記 1 の「最安値買い」の方は、実際にはなかなか難しいのが実情です。過去の暴落後の相場を研究して最安値をつけたときの状況を調べ、その状態に近くなったら買い出動をすることになりますが、そのようにして株を買い付けてもその後また大きく値下がりすることも多く、投資として成功するには工夫が必要です。
たとえば、安値圏と思われるところから数回に分けて買い下がれば、ある程度の成果が得られそうです。

上記 2 の目先の底値を確認してから買いに出る方式は、「買い」のシグナルが見極めやすいというメリットがありますが、一方ではその「買い」のシグナルが出た時点では株価が底値からかなり上昇しているので、その後の値上がり益を確保するのが難しいという難点もあります。

DKレシオの利用

 ここでは、2000年4月の暴落後の相場を例にとって、上記 1 の「最安値買い」の方式が可能かどうかを検討しましょう。日経平均株価は、2000年4月に20833円の高値をつけた後大暴落し、わずか一ヵ月後に15870円まで下落しました。この2000年4月に至る相場は、アメリカでのITブームをはやして高騰してきましたが、そのアメリカでITバブルが崩壊したのにつれて暴落が発生したのです。
今回の2008年の暴落がアメリカで不動産バブルが崩壊したのがきっかけになったのと、状況がよく似ています。

2000年4月の暴落前では高値から目先の底値までの日経平均株価下落率は約24パーセントでしたが、今回の2008年の暴落では日経平均株価下落率は30パーセント近くに達しました。

下図のチャートの上半分は、2000年4月に起こった大暴落の前後9ヶ月の日経平均株価日足とその移動平均線です。薄緑線は13日移動平均線、灰色線は26日移動平均線です。
チャートの下半分は日経平均株価の分析チャートで、私どもが日経平均株価暴落後の株価変動を分析するために開発した株式指数 「DKレシオ」(オレンジ色線) とその平均線2種のグラフです。薄緑線は 「DKレシオ平均線1」 で、灰色線はそれより平均期間が長い 「DKレシオ平均線2」 を示します。

株価チャートから、4月中旬の暴落発生後、株価とその移動平均線が急下降したのが見られます。一方分析チャートでは、DKレシオがまず急激に下落し、それを追うようにDKレシオ平均線1が下落し、それらに遅れてDKレシオ平均線2が下落しているのがわかります。
 
日経平均株価 1004_20001214

相場急落時のDKレシオ

 過去20年間の日経平均株価暴落後の分析チャートを調査した結果、日経平均株価相場が暴落した後底入れする時期にDKレシオ、DKレシオ平均線の値がどのように推移するかがわかってきました。

  • 暴落時の日経平均株価
     上図に示した2000年4月のような暴落では、日経平均株価は通常その半年以内の高値から25パーセント以上下落します。暴落の最終段階では、通常大幅安が数日間続き、その間の下落幅はしばしば5パーセントを大きく超えます。この段階では安値を拾う投資家も多いことから、市場の出来高が急増します。

    その下落の過程で株価が若干の反発を示す場合も多いのですが、それらの反発は通常数日など短期間で終わり、反発の株価上昇率も数パーセント以内にとどまるのが普通です。

  • DKレシオの推移
    DKレシオは、日経平均株価の短期変動に対応する株価指数なので、暴落発生後株価下落につれて大きく下落し始めます。その途中で株価に小反発があった場合には、DKレシオはそれに対応して若干上下動しますが、その変動幅は概して大きくありません。

    上図に示したような本格的な暴落では、DKレシオは1〜2ヶ月のうちに80ポイントぐらいにまで下落するのが普通です。2008年に起こったリーマンショック相場では、日経平均株価が10月に7000円近くまで急落した際にはDKレシオは30ポイントぐらいに下落しました。

    暴落が終息する際には株価の短期的反発につれDKレシオも上昇しますが、その上昇の様子は必ずしも株価の上昇のペースに対応しません。

  • DKレシオ平均線の推移
     DKレシオ平均線1、DKレシオ平均線2は、日経平均株価のやや中期的な変動を捉えるために開発した株価指数で、上記短期株価指数DKレシオと組みあわせて利用します。DKレシオ平均線1、DKレシオ平均線2は、上図チャートに見られるように暴落発生後DKレシオに比較してゆるやかに下落して行きます。

    暴落が発生すると、その後は相場の基調が一変し、株価はしばらくは若干の戻りはあっても大きく上昇することがなくなります。その間にDKレシオ平均線は次第に下落し、暴落発生後数ヶ月以内に80ポイントを割り込むくらいになるのが普通です。

過去20年間の日経平均株価暴落後の分析チャートを調査した結果、日経平均株価相場が暴落した後底入れする時期にDKレシオ、DKレシオ平均線の値がどのように推移するかがわかってきました。

目先底値を検知するには

 ます、上図2000年12月にいたる8ヶ月分のチャートで、2000年5月の急落相場を調べましょう。2000年4月中旬から日経平均株価が急落した結果、5月下旬にはDKレシオ(オレンジ色線)は80ポイントを深く割り込みました。
それにつれてDKレシオ平均線1(薄緑線)も下落し、5月末にはこちらも80ポイントを割り込みました。

このような下落相場がしばらく続いた後に平均株価が1週間から10日間ほども急落すると、下落相場は目先の底値に達し、その後は下げ過ぎの反動から急反発することが多いものです。
過去20年間の日経平均株価を調べると、上記のようにDKレシオ(オレンジ色線)、DKレシオ平均線1(薄緑線)がともに80ポイントを割り込んだあたりが日経平均株価の急落相場で目先の底値になっているのが見られました。

しかし、日経平均株価の下落が急激な場合には、株価下落開始後まもなく上記のようにDKレシオ(オレンジ色線)、DKレシオ平均線1(薄緑線)がともに80ポイントを割り込み、その後も株価下落が続くことがあります。
そこで、
「DKレシオ(オレンジ色線)がDKレシオ平均線1(薄緑線)を下回ってから15日が経過し、さらにDKレシオ(オレンジ色線)、DKレシオ平均線1(薄緑線)がともに80ポイントを割り込んだ時点で目先の底値をつける」
と判断することに決めました。 

上図2000年12月にいたる8ヶ月分のチャートで、5月末から6月初めにかけてピンクに着色した部分は上記の方法で目先の底値を見つけて突っ込み買いをした領域です。日経平均株価が2000年4月中旬から急落した後の最初の底値を的確にとらえて16200円で突っ込み買いをしたのが見られます。

さて、その後どこかで戻り売りをする必要がありますが、それもなかなか難しいものです。過去20年間の日経平均株価を調べると、やはりこのような戻り相場は平均すれば半月くらいしか続かす、目先の底値から戻り高値までの値幅は10パーセントには達しないことが多いようです。

そこで、私どもは上記の方法で目先の底値を買ったら、すぐに売り指値をしてその後買値の5パーセント高で売却することに決めました。もちろん買値の5パーセントよりずっと高くまで値上がりすることもよくありますが、ここは 「利食い千人力」 に徹しようというわけです。

上図2000年12月にいたる8ヶ月分のチャートで、2000年8月初めから半月くらいにわたってピンクに着色した部分がありますが、それも上記の私どもの方式で目先の底値を見つけて突っ込み買いをした領域です。8月初旬に突っ込み買いを行い、その後半月ぐらいで買値の5パーセント高に達したので利食い売りをしました。

この方式では成功してもわずか5パーセントしか利幅が得られません。しかし、半月くらいの期間で5パーセントの値上がり益が得られる可能性が高いのですから、やはりトライしてみる価値はあるでしょう。

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