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下げ相場でのETF

 前のページ 中期上昇相場での売買 では、少なくともここ20年ほどの期間では、下図の東証株価指数(TOPIX)の長期月足チャートに見られるように上昇基調は長くても4年ほどしか継続せず、その後は長い下落相場が始まることが多くなったのを説明しました。

それでも、相場の値動きを熟知し、テクニカル分析の知識を持っているプロ投資家は、上記の東証株価指数の上昇相場が始まったばかりの時期に東証株価指数ETFを安値で購入し、平均株価の上昇基調が終了するまで持続することで、かなりの売買益をあげることができます。

一方、アマ投資家は、プロ投資家のような投資技術は持っていないので、下図月足チャートでいうと、平均株価が底値から50パーセントあまり上昇したころ、上図チャートで緑色線で示した24ヶ月移動平均線が上昇して灰色線で示した60ヶ月移動平均線を上回ったあたりから平均株価ETFを購入する方が多いかと思われます。

前のページ 中期上昇相場での売買 では、そのように平均株価がかなり値上がりした段階から買い出動した場合には、その後平均株価の上昇基調が終了するまで持続すると売買益を確保するのが難しいのを説明しました。近年では平均株価の上昇相場は継続期間が短く、また上昇相場の値上がり幅がそれほど大きくないので、それほどの値上がり益が得られないうちに平均株価が急落する恐れがあるためです。

TOPIX月足

アマ投資家の購入時期

 そのように平均株価ETFを購入し始めるのが遅れて購入価格が高くなった場合には、前のページ 中期上昇相場での売買 では、平均株価がまだ高値圏にある間に利食い売りする必要があるのを説明しました。

例えば東証株価指数ETFを直前底値から50パーセントあまりも上昇した高値で購入した場合、その後1年ぐらい経った高値圏で利食い売りするというような方法をとるのがよいでしょう。
あるいは、東証株価指数ETFをかなり高くなってから購入した場合には、その後平均株価が買値より30パーセント以上も上昇したら高値を利食い売りするのもよいでしょう。

それらのどちらも、ここ20年ほどの期間での東証株価指数の変動を調べ、それに合わせて東証株価指数の上昇がなおしばらく継続している間にある程度の値上がり益を確保しようという投資方法です。
もっと値上がりするまでと長く保有していると、やがて株価が天井圏から大きく下落し、得べかりし値上がり益が大きく目減りしたり、ときには値下がり損をこうむる恐れがあります。

プロ投資家の売買

 このウェブページでは、上図の月足チャートに見られるような東証株価指数の長期変動をさらに詳細に検討することで、上昇相場の高値圏あるいは天井圏と思われる領域を検出し、その領域で上記のように東証株価指数ETFを利食い売りする方法を見つけたいと思います。

上図チャートでは、東証株価指数相場が上昇基調になって東証株価指数が大きく上昇してゆくと、東証株価指数はまず24ヶ月移動平均線(緑色線)を上に抜け、次いで60ヶ月移動平均線(灰色線)を上回ります。
東証株価指数がさらに上昇すると、それまで下落してきた24ヶ月移動平均線(緑色線)が上向きになり、やがて60ヶ月移動平均線(灰色線)を上回ります。

東証株価指数がその後も上昇して高値圏になると、東証株価指数は24ヶ月移動平均線(緑色線)、60ヶ月移動平均線(灰色線)を大きく上回り、次いで60ヶ月移動平均線(灰色線)も上向きになります。24ヶ月移動平均線(緑色線)も上昇して60ヶ月移動平均線(灰色線)からのかい離度が大きくなります。

私どもは、今回、東証株価指数の値動きとそれらの長期移動平均線との関係を統計的に処理することで、ここ20年ほどの期間での東証株価指数の高値圏、天井圏を示す目的の株式指数を開発しました。

下図チャートの下半分の分析チャートで、ピンク色の折れ線は私どもが開発した 「長期株価変動レシオ」 の推移を示します。同分析チャートで灰色の線は、その長期株価変動レシオの移動平均線です。

TOPIX月足

プロ投資家の売買

 上図チャートで、たとえば2003年からの東証株価指数上昇相場では、東証株価指数が上昇するにつれ、はじめ100ポイント未満だった長期株価変動レシオも上昇し、その移動平均線を下から上に抜けました。その後の東証株価指数の上昇につれて長期株価変動レシオもさらに上昇し、2005年には100ポイントレベルを超えました。

2006年には東証株価指数の相場はほぼ天井圏に達しましたが、その2006年末には長期株価変動レシオは120ポイントがらみ、長期株価変動レシオ移動平均線は115ポイントがらみとなりました。上図分析チャートでこのような状態になったあたりで、東証株価指数の相場がほぼ天井圏に達したと考えることができそうです。

このように東証株価指数と長期株価変動レシオ、同移動平均線の関係を分析し、ここ20年ほどの期間での東証株価指数相場の天井圏と考えられた時期を判定して、上図チャートで背景色を黄色にして示しました。

2003年からの東証株価指数上昇相場では2006年の末から、また2013年からの東証株価指数上昇相場では2015年の初めからチャート背景色が黄色になっており、それらの上昇相場での天井圏に入ったのを示しています。そのような天井圏入りのサインが出てきたら、それ以降は保有する東証株価指数ETFをたとえば2週間に一度ずつ分割して売却してゆくなどの方法で利食い売りをするのがよいでしょう。

もちろん今後の東証株価指数相場がどのような動きを見せるかはわかりませんが、少なくともバブル期のように10年間も上昇相場が継続するということはもうないと思われます。
これからは、上記のようにそれまでの相場の推移から次の相場の天井圏がどうなるかを予測し、東証株価指数が上昇してそのゾーンに入ったら少しずつ利食い売りをするという投資方針がとるべきでしょう。

特に相場が上昇基調に入ってもなかなか買い出動できず、結局高値で東証株価指数ETFを購入することが多いアマ投資家の場合は、ぜひこのウェブページで示した手法を利用して、相場の天井圏で保有する東証株価指数ETFを分割利食いしていただきたいと思います。

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