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下げ相場でのETF

 前のページ 相場の中期基調の判断 では、少なくともここ20年ほどの期間では、下図の東証株価指数(TOPIX)の長期月足チャートに見られるようにもう上昇相場はそう長く続くことはなくなり、逆に相場が下落基調に入ると長年月にわたって株価が下落するようになったことを説明しました。

下図チャートから、最近は、TOPIXの相場では上昇基調は長くても4年ほど継続し、下落基調はそれよりやや長く継続し、大勢的には次第に下落傾向にあるように思われます。日本の成長力減少、高齢化の進行、巨額の財政赤字などを株価が反映しているのかもしれません。

このような平均株価相場の傾向が今後も続くと思われる中で平均株価ETF投資で利益を挙げるには、平均株価ETFの株価上昇をできるだけ早く検知して購入し、その後、平均株価ETFの株価が下落傾向になったらそれをすぐに売却するという機動的なスタンスが必要です。

かりに下図月足チャートでTOPIX月足が上昇してその24ヶ月移動平均線(緑色線)を下から上に抜けた時点を上昇相場の開始と考え、その後TOPIX月足が下落してその24ヶ月移動平均線(緑色線)を上から下に割り込んだ時点を上昇相場の終了と考えると、2003年から始まった上昇相場ではその継続期間は約4年、2013年から始まった上昇相場ではその継続期間は約3年となります。

そのような上昇相場が終了したのちは平均株価がかなり大幅に下落することが多いので、ETF投資家は手持ちのETFの評価益が大きく目減りするのを避けるためにそれを急いで売却しなければなりません。

TOPIX月足

アマ投資家の購入時期

 先のウェブページで述べたように、相場の値動きを熟知し、テクニカル分析の知識を持っているプロ投資家は、上記の上昇相場が始まったばかりの時期に平均株価ETFを購入できるでしょう。

一方アマ投資家は、プロ投資家のような投資技術は持っていないので、底値買いができないままだいぶ経過して、ようやく景気がよくなってきたのが実感できるころに株を購入しようかと検討を始めます。

上図月足チャートでいうと、アマ投資家は、平均株価が底値から50パーセントあまり上昇したころ、上図チャートで緑色線で示した24ヶ月移動平均線が上昇して灰色線で示した60ヶ月移動平均線を上回ったあたりから平均株価ETFを購入する方が多いかと思われます。

その購入後は、上図チャートに見られるように平均株価はさらに上昇する場合が多いのですが、実はその上昇はそれほど長く続かないことが多いのです。上図チャートでは、2003年から始まった上昇相場でも2013年から始まった上昇相場でもアマ投資家が出動してくることが多いと思われる緑色線で示した24ヶ月移動平均線が上昇して灰色線で示した60ヶ月移動平均線を上回った時期からわずか1年半でその上昇相場は天井に達しています。

しかも、アマ投資家が買い出動すると思われる時期から上記その上昇相場の天井までの上昇幅も、それほど大きいわけではありません。上図チャートから見られるように、2003年から始まった上昇相場ではその後の上昇幅は約50パーセント、2013年から始まった上昇相場ではわずか35パーセントしかありません。

後述のように、大相場の天井圏の後には、大幅な下落相場が始まることが多いものです。それを考えると、平均株価が底値から50パーセントあまり上昇したあたりから平均株価ETFを購入し始めたアマ投資家が期待したように売買益を手にすることができるチャンスは小さいように思われます。

アマ投資家の売買

 以上の検討から、平均株価ETFを購入して売買益を得るには、少なくとも最近20年ほどの相場ではまず上昇相場が始まったばかりの時期にETFを安値で購入しなければならないのがおわかりいただけたと思います。そのためには相場の統計分析、テクニカル分析などの投資技術が必要になります。
このウェブサイトではそれらの投資技術をさまざまな方面から説明してきましたが、次のウェブページでは改めて安値買いのための新しい投資技術について述べる予定です。

アマ投資家では、投資技術があまりない人が多いので、どうしても平均株価ETFを購入し始めるのが遅れがちで、購入価格が高くなることが多くなります。その場合にはその後平均株価が天井圏から崩落したときに大きなダメージを受けるので、平均株価ETFを高値で購入した場合にはたとえば購入したのち1年以上も経ったら高値を利食い売りするというような方法をとるのがよいでしょう。

平均株価ETFを例えば直前底値から50パーセントあまりも上昇した高値で購入した投資家は、前記の検討からその後平均株価が買値より30パーセント以上も上昇したら、高値を利食い売りするのがよいでしょう。もっと値上がりするまでと長く保有していると、やがて株価が天井圏から大きく下落し、得べかりし値上がり益が大きく目減りしたり、ときには値下がり損をこうむる恐れがあります。

下図は東証株価指数の長期月足チャートで、2003年から始まった上昇相場において上記のように東証株価指数ETFを例えば直前底値から50パーセントあまりも上昇した高値で購入した場合、その後1年ぐらい経った高値圏で利食い売りした様子を示すものです(チャートの背景色がピンクの領域が買いゾーン)。

TOPIX月足

プロ投資家の売買

 一方、プロ投資家など、テクニカル分析の技術をもつ投資家は、概して上昇相場が始まったばかりの時期にETFを安値で購入することができます。その場合には、購入した平均株価ETFをその後なるべく長く保持し、やがて平均株価が天井圏でその長期移動平均線を割り込むのを見てから売却するのがよいでしょう。

上図と同じく、東証株価指数の長期月足チャートで2003年から始まった上昇相場を例にとりましょう。
市場分析、テクニカル分析の技術をもつプロ投資家は、2003年に東証株価指数が反発し始めてまもなく東証株価指数ETFを購入することができるでしょう。

そのように東証株価指数ETFを安値で購入できた場合は、その後東証株価指数ETFが天井圏に達したときはかなりの評価益が期待できると思われます。その天井圏の後に東証株価指数が急落しても、その下がりかけの時点で東証株価指数ETFを売却すれば、まずまずの売買益を手にできるでしょう。

従って、東証株価指数ETFを安値で購入できた場合は、その東証株価指数ETFをその後できるだけ長期間保持し、上記のように東証株価指数の上昇基調が終了したのを確認してから売却するのがよいのです。

下図長期月足チャートは、2003年から始まった上昇相場において上記のように東証株価指数ETFを安値圏で購入できた場合、その後2007年に東証株価指数の上昇基調が終了したのを確認してから売却した様子を示すものです(チャートの背景色がピンクの領域が買いゾーン)。

TOPIX月足

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